続・耳をすませばのラストシーンの情景を探してみた。【聖蹟桜ヶ丘探訪その3】

最終更新:2016.03.27 (初:2013.11.10)

※【撮影】2013年11月

耳をすませばのラストシーンの情景を探してみた。【聖蹟桜ヶ丘探訪その2】の続きです。

『耳をすませば』のラストシーンであるビル群が見える場所を求めて歩き回ってみた話の続き、なのです。

【注意】聖蹟桜ヶ丘を含め、この近辺は観光地ではなく、ごく普通の【住宅地】です。訪れる際にはそのあたりを充分留意ください。

多摩自然遊歩道から都心を見てみたい。

(20)多摩自然遊歩道近辺を歩いてみる。

近くには読売関連の施設が多いのです。


●城下停留所。バスの止まっている左側と、真ん中から発車する便がある。/「西菅団地」停留所。バス折り返しスペースがある。奥に見えるのは日テレ生田スタジオ。

京王稲田堤駅を降り、駅前にある「城下」停留所からバス「登14:西菅団地行き」(※このバスは便により発車番線が違うので注意・大幅に遅れてくることもある)に乗ることおおよそ5分、終点の「西菅団地」で下車します。


●橋の上の道に行きたい。/この階段を上がる。この上は多摩自然遊歩道になっている。

日テレ生田スタジオを過ぎ、そのまま進むと右にカーブ。先に橋があります。橋を抜けた先に階段があるので上がり、左折して橋を渡ります。(右側には巨人の寮があったりします。ここら辺、読売系の施設が多いです。)

都心のビル群を見ることができる場所もあるのです。


●ちょっと高い道を歩いていく。左側にはよみうりらんどの駐車場もある。/フェンス越しだが、都心の風景が見える。

橋を渡ると、右側にフェンスが設置された道が続いているので歩いていきます。しばらく歩いていくと、フェンス越し、家の合間から都心を見る事ができます。


●視界はワイドだが、手前の建物も多く高度も足らない。

電線などがちょっと邪魔ですが、都心を一望できます。ちょっと高度が足らないので映画の雰囲気とは違うかもしれません。

よみうりランド内の鉄塔からなら、いい景色が見えそうですが...。


●よみうりらんど内にある鉄塔。あれの上からならきっといい景色に違いない。登れないと思うけど(笑)。

更に先の方に歩くと鉄塔が見えます。おそらくよみうりらんど内の施設だと思われます。あれに登ることができれば、映画そっくりの風景を見る事ができるかもしれませんね。登るのは無理だと思いますが(笑)。


●高台からで見晴らしはいいが、都心方面は丘が邪魔で見えない。

この道は「多摩自然遊歩道」になっています。この道をずっと歩いていき、川崎市農業技術センターの先の辺りに、フェンス越しですが、高低差のある、町を見下ろせるような場所があったりします。...丘が邪魔で都心方面はあまり見えないのですが(笑)。

【追記(2016.5.8)】よみうりランドの鉄塔ですが、あれは絶叫マシンになっているらしいのです。ので、(景色を楽しめるかは別として)登ること自体は可能なようです。

向陽台給水所近辺から都心を眺めてみたい。

向陽台給水所近辺を歩いてみる。

南多摩駅から城山公園近辺へ

聖蹟桜ヶ丘駅からバス[稲22 稲城市立病院経由稲城駅行]に乗車。バスは桜ヶ丘CCの丘を抜けおおよそ20分で城山公園停留所へ到着します。(注意:[稲22系統]のバスは1〜3時間に1本しかありません。ので、聖蹟桜ヶ丘駅→(京王線)→分倍河原駅→(南武線)→南多摩駅へ出て、そこから歩いた方が便がいいです。)


●大通りに大きな橋。/多摩川方面を望む。いい眺め♪

右側が城山公園だと思います。さっそく歩道橋を上がり、城山公園とは『反対』の、おそらく都心方面であろう左側へ向かいます。そこから南武線の方を見るといい景色が広がります。

かわいらしい給水塔があるのです。


●山道。傾斜もきついので注意/可愛らしい給水塔。

奥に進むと山道があります。細く傾斜もきついのですが、意を決して登ります。...ここは東京なのですか?(笑)。山道を抜けると公園に出ます。この公園(ひつじさん公園という、可愛らしい名前が付いている)を抜け左に向かうと、ちょっと変わった可愛らしい水道塔があります。


●景色はよさげだが、これは厳しいっ。

水道塔敷地内は当然立入り禁止ですが、その脇にちょっとした緑地があり、ベンチが2つあります。(ベンチがあることから、立入り不可の場所ではないと思われる。)そこから都心方面のビル群を眺めることができます。但し、前方の林が手入れされておらず、視界はものすごく悪いです(笑)。ここから先に遊歩道っぽいものもあったのですが、おおよそ最近人が通った形跡もなく、草が生い茂っていてとても通れる状態ではありませんでした。当初は遊歩道だったのかもしれませんが、いつの間にか忘れられてしまった...そんなイメージのあるところです。(2013年現在)

マンションの合間から、無理やり都心のビル群を眺めてみるのです。


●給水所を過ぎ、右カーブ先のT字路を右に入る。/マンションの合間から都心を一望できる。

もうちょっとうまく見える場所はないかということで、少し歩いていくとT字路があります。そのまま進むとどんどん下ってしまうので右に入り、少し歩くと...マンションの合間から見えたのです。


●強引にトリミング&ズーム。一応都心のビル群まで見える。

マンションの合間ということで、おおよそ浮いている感じとまではいきませんが、わりと見通しよく見る事ができたのでした。

補足:実は、最初の大通りを歩き続け城山公園交差点を左折、うさぎさん公園を抜けて道なりに歩いていくと、山道を通らなくても最後のマンション近辺に辿り着けます。なんてこった。

稲城市にある「城山公園」の「ファインタワー」を訪ねてみた。

南多摩にある、謎の展望台が気になったのです。


●森の中にそびえる和風チックな屋根の建物はすごく気になるのです。

城山公園は、南武線『南多摩駅』から南に歩いて10分位の場所にある、比較的大きな公園です。その公園内の一角、森の高いところに謎の建物が見えるのです。それが「ファインタワー」と呼ばれる展望台で、今回のお目当ての場所なのです。

まずは、城山公園を歩いてみるのです。


●道路を横断する陸橋。バス停もあり、聖蹟桜ヶ丘駅からのバスもあるが、本数は極端に少ない。

南武線『南多摩駅』を降りて左(南)に向かいます。交差点を超え、緩い登り坂を上っていくと、陸橋が見えてきます。


●橋の上からの眺めもなかなかいいのです。

陸橋に登って駅の方を見ると、府中方面を一望できます。なかなかいい眺めなのです。


●壁から生える謎のショベル。/虹の回廊(だったっぽい)。

そのまま公園にそって道を歩いていくと、七の丸と書かれた石碑と、壁からショベルが出ている謎のモニュメントに出会えます。この公園はところどころに「○の丸」と書かれた石碑があって、いかにも城っぽい雰囲気な公園になっています。(実際の城跡ではないらしい。)

更に歩いていくと、スーパーがある交差点に出ます(一の丸)。そこを右に曲がると「二の丸」があり、回廊みたいな場所があります。ここは昔は虹色に塗られていて、光が当たるときれいに見える仕掛けになっていたっぽいのですが、色が剥げてしまっていてちょっと悲しい感じになってしまっていたりします(2014年のお話)。

謎の展望台は『ファインタワー』と呼ばれている施設だったのです。


●三の丸からファインタワーを望む/上に上がると四の丸。この階段は勾配がきつく、特に降りるときは怖い。

回廊を抜けると小さな広場に出ます(三の丸)。巨大な二本の石柱と石造が出迎えてくれます。上に上がると長い階段があります(四の丸)。訪れた日は「ファインタワー開放中」の看板がかけられていました。ってか、この階段が勾配が急で長くけっこうきついのです。降りるときとか怖いです。

さっそく、ファインタワーに登るのです。


●ファインタワーのデータ。標高127m。タワー自体はそこまで高くない。/ファインタワー。鉄骨と階段だけの簡単なつくりなのです。

階段を登り切ると、すぐにタワーがあります。タワーにはタワーの情報が書かれた鉄板がつけられています。タワーそのものは階段と鉄骨だけの簡単な作りのタワーです。登る手段も階段のみで、エレベーターなどはついていません(笑)


●ファインタワー展望台。とても狭い。

入口の管理のおじいさんに声をかけ登ります。騒音がない物静かな雰囲気、和風な作りの展望台は素敵ですが、しかし、想像以上に狭く、大勢で登るのには無理があります。風が強いと揺れますし(笑)。一応、案内板みたいなものはあったりします。

ファインタワーからの風景なのです。

これこそが、追い求めていた景色。ファインタワーから望める風景をご紹介、なのです。


●新宿方面1。


●新宿方面2。素晴らしい!!


●向陽台方面。素敵なマンションが並ぶ


●よみうりランド方面。

都心方面の眺めは最高なのです。もし、朝見ることができたら、あちらから朝日が昇ってくる風景を見ることができると思うのです。

この風景こそが、ずっと追い求めていた風景、だったのでした。

ってか、実際、こうやって見ると、都心とその周りではビル群の高さにかなり差があることがよーく分かったりするのです。東京といえども、すべてが高いビルに囲まれているわけではないのが、よーくわかったりもするのです。

大事な注意点。


●これがマイナーたる所以か(笑)。写真は2013年のもの。

このファインタワー、無料で登れて景色もなかなか素晴らしいのですが、実は登れる期間・時間が夏季の日曜日の午後の4時間程度(2014年現在)なうえに、悪天候の時は中止と、登れる機会がほぼないのです。稲城市のページにも詳細はお問い合わせください、と、書いてありますので、気になる方は事前に問い合わせてから訪ねることを強くお勧めします。