大人向けページに「制限」(セルフレイティング)をする方法
2017.12.02(2002.08.12)
いわゆる、導入に「18禁ページ」であるという警告を載せる以外に、大人向けページであることを指定する方法のメモ...なのです。
参考ページ
このページを作成するにあたり、以下のページを参考にさせていただきました。
- http://www.iajapan.org/rating/press/sfs301-press.html (新レイティング基準SafetyOnline2の制定 ... 財団法人インターネット協会 2002.8.8)
- http://www.geocities.co.jp/Hollywood/9752/pics.html (安全なインターネット社会を確立するためにPICS-Labelで適切なアクセス制限を! ... 個人ページ)
大人向けページ遮断は、ブラウザで自動的に制限すべき。
【注意】この方法は全然普及せず、また古い方法なため、おそらく現在ではまったく役に立ちません。ですが、資料として残してあります。
いわゆる『大人向けページ』を公開する時は、「18禁」「お子様は見ないでね」という『表紙』ページを置くのが慣例になっています。これは、「ここから先はエッチなんだから、それを承知で、自分の責任で見てね。」という情報を与えています。しかし、エッチ心というのは何よりも強く、目の前にあれば見たくなるのが、悲しきかな、エロ心というもの...。
という事で、やはり、効果的なのは『接続時』や、『ブラウザ表示の段階』で遮断してしまう方法なのです。
Webページ制作者側で指定する。
「ここから先は大人向けページです!」と教えるには、以下のようなMETAタグを、「各ページ」に仕込めばOKなのです。
Webページは各ページに直接アクセスされることもあるので、すべてのページに記入する必要があるのです。
指定方法(PICS/RSACi仕様)
<meta http-equiv="pics-label" content='(pics-1.1 "http://www.rsac.org/ratingsv01.html" l r (v 0 s 0 n 0 l 0))'>
そのままコピぺして、数字部分だけ書き換えるのがいいかと想います。(縦棒は、全て小文字のLです)「r (v 0 s 0 n 0 l 0)」この部分が具体的な指定部分です。アルファベットがカテゴリ名、数字が規制レベルです。具体的な内容は以下の通りなのです。
LV | v(暴力) | s(セックス) | n(ヌード) | l(言葉) |
---|---|---|---|---|
0 | 1〜4に相当しないこと。 | 1〜4に相当しないこと。 | 1〜4に相当しないこと。 | 1〜4に相当しないこと。 |
1 | 「傷害」動物・物的損傷。 | 「情熱的なキス」普通のキス等。ディープキスはダメ。 | 「露出的な服装」服を通じてのお色気。キチキチの服とか。 | 「おだやかな悪口。」 |
2 | 「殺人」人や物に対する障害行為。 | 「着衣のままの性的接触」ディープキス、服を着たままでの性的接触とか。 | 「部分的な露出」胸の一部や太ももの上の方が見える服。水着/下着位まで。 | 「悪口」相手を虐げるのが目的の悪口。 |
3 | 「流血を伴う殺人」人を殺したり、死体が出てきたりする描写。 | 「性的接触の不鮮明な描写」性行為を連想させる描写(時代劇みたいなやつかな?) | 「全裸の描写」すっぱだかな状態。 | 「性的なジェスチャ」性的(わいせつ)・体の機能に対する悪口。 |
4 | 「残忍で過激な暴力」拷問等は無条件で4。 | 「性行為の鮮明な描写」要するにアレをしている描写。 | 「刺激的な全裸」性器などが強調された、性的刺激が強い映像。 | 「不快感を与える露骨な表現」誹謗中傷・激しい憎悪等。 |
※IEでは「」内の文言が表示されるみたいです...。描写程度等は、人によっては捉え方が違うかもしれないのです。(実際、解説ページによって、程度が微妙に違ったりします。)
閲覧側...ブラウザの指定(IEの場合)
IEで、閲覧制限を有効にする為には簡単な設定が必要です。
「ツール>インターネットオプション>コンテンツ」の所に「コンテンツアドバイザ」というのがあります。
有効にする、をクリックして、カテゴリ毎に指定し、パスワードを設定すればOKです。当然、パスワードを知らなければ、勝手に変更することはできない、という事です...。
ただし、全般タブの「規制されていないサイトを表示する」を許可しておかないと、使い物にならないと想います。しかし、そうすると、今度は「無指定」のページはそのまま表示されてしまうという問題点もあります。
結局、この記述法が普及しない限り、この問題は解決できなかったりします。